えびのらくがき

とある理系会社員の気晴らし備忘録

ノルウェイの森、読んでみた

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仕事帰りにふらっと寄ったBOOKOFF村上春樹のタグが目に留まり、そう言えばちょっと前に映画化されていたなーとか思いつつ何となく『ノルウェイの森』を手に取ってみました。

 

村上春樹作品を読むのは初めてで、ノーベル文学賞をもしかしたら受賞するかもという何年か前のニュースが記憶にあったこともあり、さていかほどの小説をお書きになるのでしょう?と勝手にハードルを上げて、ページをめくり始めました。

 

結論、非常に面白かった。

 

まず、文章のテンポが良く読みやすい。そして登場人物それぞれの微妙な性格の違いを表現するのがうまく、身近な良く知った人間の話を聴いているかのような錯覚を感じ、ストーリーに深く引き込まれました。

 

内容は、大学生の主人公”ワタナベ”が、高校時代に自殺した友人”キズキ”の当時の恋人”直子”に、偶然出くわしお互い魅かれ合うも、直子の精神的な病が邪魔をして自然な恋人関係を築けないというようなお話。同部屋の”突撃隊”、先輩の”永沢さん”、直子と同部屋”レイコさん”、同じ大学の女子”緑”などストーリの中でワタナベを取り巻く、個性的な人間達とのやりとりが面白く、重いストーリーの中にも沢山のユーモアが散りばめられ、読み終わるとなんとも言えない満足感に浸れる作品でした。

 

特に、私が面白いと感じたのは登場する女性達のなんとも言えない面倒くささみたいなものでした。あー、こういうこと言う女子いそう、とか、うわーこいつめんどくさ、とか、なんか良くわからんけど怒ってるなーとか本当に現実にありそうなリアリティさがなんとも体がかゆくなるような感じで、読みながら何度もにやにやしてしまいました。

(特に緑。)

性的表現が割と生々しいので、もしかしたら嫌悪感を抱く人もいるかもしれませんが、個人的にはさらにリアリティさ際立って良かったと感じました。とにかく面白かった。

 

 

今回ノルウェイの森を読んでみて、他の村上春樹作品も読んでみたいなと思いました。

後で調べてわかったのですが、ノルウェイの森は他の村上春樹作品に比べ、少し異質な小説のようです。ノルウェイの森は非常に現実的で、リアリティのある人間しか出てきませんが、他の小説には良く変わった登場人物(生物?)が出てくるとのことです。

 

次は1Q84にでも行ってみようかなー。

以上。

 

ノルウェイの森 文庫 全2巻 完結セット (講談社文庫)

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