えびのらくがき

とある理系会社員の気晴らし備忘録

穴(小山田浩子)読んでみた。

個人的には好きな作品でした。

仕事を辞めて夫の実家の隣に引っ越し、周辺のユニークな人物達と触れ合う中で広島の田舎町にお嫁さんが馴染んでゆくという話。

 

細かい風景描写で田舎の夏の雰囲気が伝わり、穴、黒い獣、ニートの義兄といった不思議な存在が不気味な世界観を醸し出している。

それぞれが何を意味するか、納得いく解釈を自分は得られていないが、田舎町の特殊な事情を細かく描いていて、非現実的な不気味な世界観でありながら、ノンフィクションであるような印象を受けた。

 

加えて過去に私が広島に住んでいたということもあり、親近感が湧き、風景描写もイメージし易かった。

穴(新潮文庫)

穴(新潮文庫)